医療用ロボット

多関節小型ロボットマニピュレータ

 

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マニピュレータのコンセプトと概要

本研究室で開発されている「高精度立体カム機構」「クラウンギア減速機構」といった、小型化が可能で精密なメカニズムを用いて構成した高精度なアクチュエータを直列に接続することで、高精度で非干渉な動作を実現できる小型医療用マニピュレータを開発している。

一般的に使用されている腹腔鏡と同等サイズの直径13mmを実現しつつ、マニピュレータが狭い腹腔内を自在に動くために1関節の長さをできるだけ短くすることを目標としている。

  

構成要素

高精度立体カム機構

三次元的に構成された2つのカム面とフォロアアームが常に2ヶ所で接触しながら運動するため、理論上のバックラッシュはゼロ

歯車のように歯で力を伝達するのではなく、部品全体で力を受けて伝達するため、比較的高い強度を有し小型化が容易

 

クラウンギア減速機構

歯車が最も押し付けられている場所から±90deg離れた2ヶ所で常に歯が接触しているため理論上のバックラッシュはゼロ

 

小型高トルクコアレスモータ(有限会社UNO

φ12mm×12mmと小型でありながら10mNmの起動トルクを有する小型コアレスモータ

 

シートレゾルバ(株式会社松尾製作所

φ12mm×2.85mmと小型扁平な角度センサ

 

発表文献