共存型人支援ロボット

人と同じ生活空間の中で活動し,人の生活を支援するロボットを開発することがこの研究の目的です。

 

i-pentar人の支援をするロボットでは,充実した機能もさることながら,人を傷つけない高い安全性が求められます。しかし,一般に安全性と機能性(たとえば重いものが持てる機能)は互いに相反する性質があります。

 

ロボットには様々な危険部位がありますが,本研究では,特に腕の危険性を抑えることを意図しています。一般のロボットでは,荷物を持ち上げるために腕の力を使います。しかし,重い荷物を持ち上げることのできる腕は強力で重い物となってしまい,危険性が増大してしまいます。そこで,安全性を大きく損なうことなく重い荷物を持つことができるようなロボットを開発することがひとつの目標となります。

 

人が重い荷物を持ち上げるときには,腕をまっすぐに伸ばし,体を傾けて持ち上げます。このやりかたをロボットで実現すれば,腕を非力で軽量にすることができます。この機能を効果的に実現するに,ロボット本体を傾けやすい2輪で倒立するような方式を採用しています。このようにすることで,本体重量35kg程度のロボットで10kg程度の荷物を余裕を持って持ちあげることが可能です。

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3次元LRFを用いた地図作成 Written by 鈴木宏宜
倒立型ロボットI-Pentarによる傾斜面での手押し台車のPush/Pull制御 Written by Luis Canete
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